Emacsの操作の基本:コピーとペースト

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Emacsの操作の基本です。この記事では、コピーとペースト、及びカットとペーストについての操作方法を書きます。

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Emacs の コピーとペースト操作

Emacsでのコピー&ペーストは、マウスとメニューによる操作でも可能です。

しかし、キーボードでこの操作ができると、キーボードから手を離さずに作業が完結できるので、大変便利です。

手で一度覚えてしまえば、以外に簡単ですので、是非覚えてみてください。

行のコピーとペースト

まず、行のコピーとペーストです。

操作は以下です。

  1. コピーしたい行の先頭にカーソルを移動。行の途中でもOK。
  2. Ctrl-k で、カーソルのある場所から行末まで削除(かつ記憶)
  3. そのままCtrl-y を押してカーソルのある場所にペースト
  4. ペーストしたい場所にカーソルを移動。
  5. Ctrl-y で、カーソルのある場所にペースト
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Crtl-kとは、Ctrlキーを押しながらkキーを押すという意味です。以下同様です。

カーソルをおく場所を行の先頭にすれば、1行まるごとコピー&ペーストできることになりますし、行の途中にカーソルを置けば、その位置から行末までをコピー&ペーストできます。

Ctrl-kの操作で、カーソルを置いた場所から行末まで一旦消えます。ここではコピー&ペーストの作業を行いますから、この直後にCtrl-yの操作を行っておきます。

これで元通りになるはずです。

そののち、貼りつけたい場所にカーソルを移動して、再びCtrl-yの操作を行えばペーストできます。

ペーストは、この状態なら何度でも行えます。複数回Ctrl-yを実行して試してみてください。

領域指定(リージョン指定)によるコピーとペースト

次に領域指定(リージョン指定)によるコピーとペーストです。

操作は以下です。

  1. コピーしたい領域の先頭の文字にカーソルを移動
  2. Ctrl-Space で領域の先頭をマーク
  3. コピーしたい領域の末尾の文字にカーソルを移動
  4. Meta-w で領域をコピー
  5. ペーストしたい場所にカーソルを移動
  6. Ctrl-y で領域をペースト

これがコピー&ペーストの手順です。

Ctrl-Space はCtrlキーを押しながらスペースキーを押すという操作です。

Meta-wはMetaキー(キーボードによってはAltキー)を押しながらwキーを押す操作です。

これもCtrl-yを複数回実行できます。

この領域指定では、行をいくつ跨いでも構いません。ただし、領域のサイズには制限がありますので、特に大きな領域を指定するときには注意が必要です。

手順が長く、覚えるのが大変そうに見えますが、慣れれば簡単にできます。

Emacs の カットとペースト操作

カット&ペーストは、コピー&ペーストと手順がほとんどです。

ほぼ繰り返しになりますが、手順を載せておきます。

行のカットとペースト

  1. カットしたい行の先頭にカーソルを移動。行の途中でもOK。
  2. Ctrl-k で、カーソルのある場所から行末まで削除(かつ記憶)
  3. Ctrl-y で、カーソルのある場所にペースト

初回のCtrl-yの操作を省けばよいですね。

領域指定(リージョン指定)によるカットとペースト

  1. カットしたい領域の先頭の文字にカーソルを移動
  2. Ctrl-Space で領域の先頭をマーク
  3. カットしたい領域の末尾の文字にカーソルを移動
  4. Ctrl-W で領域をカット
  5. ペーストしたい場所にカーソルを移動
  6. Ctrl-y で領域をペースト

コピー&ペースとの違いは、4つ目のCtrl-Wです。これで領域をカットできます。

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