ラズベリーパイの操作の基本:duコマンドでディレクトリのサイズを調べる

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ラズベリーパイを使用していて、自分が作成したディレクトリにどれくらいのサイズのファイルがあるかを知りたいことがあります。

このようなときは、duコマンドを使用します。

duコマンドの基本について書きます。

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duコマンドの基本

duコマンドは、主にディレクトリ内のファイルのサイズを調べて表示するコマンドです。

正確にはディスクを実際に使用している量を表示するのですが、以下単にサイズと書きます。

duコマンドを実行したときの結果の例です。単位は、デフォルトでKBです。

このtest1というディレクトリには、1MB(=1048576Byte)のaaa.log, 2MBのbbb.log, 3MBのccc.logという3つのファイルが格納されています。合計6MB(=6291456Byte)です。

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6291456/1024=6144KBなので、少し数字にズレがありますが、これは上述のように、duコマンドが表示するのはディスクの実際の使用量であるためです。この差については話が細かくなりますので、ここでは触れません。

さて、このコマンドの便利なところは、サブディレクトリがあったときに、その中まで再帰的に調べて表示してくれることです。

上記は、先に書いたのtest1というディレクトリの下にsub_test1というディレクトリを作り、そこに4MBのddd.log, 5MBのeee.log, 6MBのfff.logという3つのファイルが格納した状態でduコマンドを実行したときの結果です。

test1/sub_test1の下のファイルの総サイズとtest1下のファイルの総サイズを表示します。合計約21MBという表示になります。

duコマンドのオプション

duコマンドのオプションもたくさんありますが、よく使用するオプションを以下にあげます。

-a: すべてのファイルのサイズを表示

duコマンドは、ディレクトリ単位でそのサイズを表示しますが、-aをつけるとディレクトリ下のファイルのサイズを個別に表示します。

行がバラバラになっていますが、test1/sub_test1/を含む行がサブディレクトリsub_test1の情報です。eee.log, fff.log, ddd.log の3つのファイルがあることがわかります。

左側に表示されている数字(KB)が、先ほど説明した各ファイルのサイズになっていますね。

test1/sub_test1 の行がこのサブディレクトリの総サイズ(KB)の情報を表示しています。

test1/を含む行についても同様です。

最後のtest1の行が、このtest1というディレクトリの総サイズ(KB)です。約21KBということになります。

-b: サイズの単位をByteで表示する

duコマンドを実行したときのサイズ表示はKB単位ですが、このオプションをつけるとByte単位で表示します。

-abと書くと、-aオプションと-bオプションを同時に設定したことになります。

-h: サイズの単位を文字で表示する

この-hオプションは、以下の記事:

ラズベリーパイを使用していて、SDカードの容量に対して、あとどれくらいの空き容量があるのかは気になるところだと思います。 そんなときは、dfコマンドで現在の使用量や空き容量を調べてみましょう。 dfコマンドの基本について書きます。

で書いたdfコマンドの-hオプションと同じです。

サイズの単位を文字で表示して、読みやすくしてくれます。

-s: ディレクトリの総サイズのみを表示する

-sオプションは、指定したディレクトリの総サイズのみをシンプルに表示します。

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