
Raspberry Pi の電源を切るとき、いきなり電源を切ってはいけません。作成したデータを失ったり、SDカードが壊れたりすることがあります。
これまでSDカードが数枚壊れた経験を合わせて、この注意について書きます。
いきなり電源を切ってはいけません
Raspberry Pi の電源を切る時の注意ですが、 いきなり電源を切ってはいけません。
ハードディスクのように、回転するメカやヘッドが付いているわけではないし、名刺くらいの大きさの小さなコンピューターですから、電源を切るくらい何の問題もなさそうに思えるかもしれません。
スポンサーリンク実際、いきなり電源を切っても、次に電源を入れたら普通は立ち上がると思います。
しかし、これは可能な限り、やってはいけません。
その理由は、 データが破損したり、いずれSDカードが壊れる可能性があるから です。
ある日突然壊れるSDカード
「SDカードが壊れる」というのはどういう状態か?私が遭遇したのは「SDカードにデータが書き込めなくなる状態になる」ということでした。
私は仕事で数十台の Raspberry Pi のインストール、運用、メンテナンスをしたことがあります。
これらは他の人が共用で使用するのですが、1年ほどで5台の Raspberry Pi のSDカードが壊れたことがありました。
いずれも、 「書いたはずのデータがシャットダウン後に残っていない」 という症状です。
話をきくと、どうもシャットダウンが面倒らしく、電源をブチッといきなり切ることがよくあったようです。
このSDカード、幸いデータの読み出しはできたので、壊れるまでのデータは取り出せたのですが、SDカード自体にはもう何も書きこむことができず、廃棄するしかありませんでした。
いわゆる「Read onlyの状態」になってしまったという故障内容ですが、Raspberry Pi では電源をいきなりきることを繰り返すと発生することがあるようです。
1回や2回では大丈夫ですし、Raspberry Pi がフリーズしてどうしようもない状態になってしまった場合などはやむを得ず電源を切ることもあるでしょう。
しかし、Raspberry Pi の電源を切る時の基本は シャットダウンを行うこと です。
Ubuntu MATEなど、Window system があるものを使っているならばメニューの中からシャットダウンできるでしょうし、コマンドラインなら、
sudo shutdown -h now
ですね。
シャットダウンし、緑色のランプが3秒点灯したのち、消灯する。これを待ってから電源アダプタを抜く。これがまずは基本の使い方であると覚えましょう。
なお、電源をいきなり切ってもよいように設定したり、電源を安全に切るボタンを設置するという方法も実はあります。これは中級者レベルの話ですね。Raspberry Pi の扱いに慣れ、興味があれば調べてみたらよいかと思います。
バックアップを取りましょう
ということで、Raspberry Pi のSDカードが故障してしまうということもいずれは起こりえます。
となると、コンピュータを使うときの基本である、「データのバックアップを取る」ということをきちんと実行しなければなりません。
自分で作った大切なプログラムデータは、定期的にバックアップを取り、自分で決めた方法で保管しましょう。
Raspberry Pi からデータを取り出す方法は以下に書きました。
USBメモリでデータを取り出すという簡単な方法でよいです。
定期的に Raspberry Pi の中のデータを取り出し、他のPCやハードディスクなどに保管しておきましょう。
まとめ
- Raspberry Pi の電源をいきなり切ってはいけない。必ずシャットダウンを実行する。
- SDカードが壊れた時のために、定期的にバックアップをとる。