ラズベリーパイの操作の基本:dfコマンドでディスクの使用量を調べる

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ラズベリーパイを使用していて、SDカードの容量に対して、あとどれくらいの空き容量があるのかは気になるところだと思います。

そんなときは、dfコマンドで現在の使用量や空き容量を調べてみましょう。

dfコマンドの基本について書きます。

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dfコマンドの使い方

dfコマンドは、ファイルシステムごとにディスクの使用量等の情報を表示するコマンドです。

具体的には、各ファイルシステムの総サイズ、使用サイズ、残りサイズ、使用率(%)、マウント位置を表示します。

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「1K-ブロック」が総サイズ、「使用」が使用サイズ、「使用可」が残りサイズ、「使用%」が使用率です。単位はバイトです。

一番知りたい情報は、やはり自分のホームディレクトリ下にどれだけのサイズのファイルを置いていて、あとどれくらい使用できるかでしょう。

それには、ラズベリーパイをインストールして、そのまま使用している場合、ルートディレクトリのサイズを見ることになります。

ルートディレクトリは、この場合、/dev/rootとして見えているファイルシステムをルートディレクトリにマウントして使用していますので、/dev/rootの行を見ます。

上記の結果より、ルートディレクトリ下は、10331988バイト使用していて、 16266636バイトが残っており、使用率は39%ということになります。

ただし、これはルートディレクトリ下にあるすべてのファイルの総サイズですので、/usr 下にインストールしたツール類のサイズなども含まれています。

巨大なファイルを自分で生成してしまい、No space left on device. などというエラーメッセージがでるときは、このルートディレクトリの行が100%になっているはずです。

このdfコマンドで、今どれくらいの空き容量がルートディレクトリにあるのかを見ておけば、いろいろなファイルを作成するときに安心ですね。

dfコマンドのオプション

dfコマンドは、あまりオプションを使用することは少ないかもしれません。単にdfと打ち込んで、あとどれくらい空き容量があるかをすばやく見る、という使い方が多いでしょう。

ここでは、以下の2つのオプションを上げておきます。

–total:total使用量等の表示

dfの行の末尾に、totalの使用量等の情報を付加して表示します。

-h: サイズの単位を文字で表示

このオプションを使用すると、大きい値のサイズ情報をK, M, Gなどをつけて(近似値で)表示します。

近似値にはなりますが、ひと目で読みやすくなります。

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