ラズベリーパイでLXTerminalを使うことに慣れてきたら、タブを複数開いて活用してみましょう。
ノートPCなど画面サイズが限られた環境なら、1つのウィンドウで複数のタブを開ける機能は重宝します。
また、複数のタブ間をキーボード操作ですばやく移動することができるので、これも便利です。
LXTerminalのタブとは
LXTerminalをメニューから実行するか、あるいはLXTerminalの中から”lxterminal”というコマンドを実行することで、LXTerminalのウィンドウが開きますが、開いた直後にはこのウィンドウ内にLXTerminalの画面が1つだけある状態になっています。
スポンサーリンクここで、マウスを使って、このウィンドウのメニュー上から「ファイル→新規タブ」を選択してみましょう。
すると、ウィンドウ内にもう1つのLXTerminalが開くのがわかると思います。
そして、画面上部に”LXTerminal”というタイトルのタブが2つ出現するでしょう。
これがLXTerminalのタブです。
1つのウィンドウ内に複数のタブを開けるという点で、ノートPCなど画面の大きさに制約がある場合などには大変重宝します。
もっとも、一度に複数のタブを同時に表示できませんから、何かの計算結果を見比べるといった使い方はできません。このときは、複数のウィンドウで開くなど、使い分けるとよいでしょう。
タブを複数開く
上記の操作で、タブが2つ開いた状態になりますが、この操作を繰り返すと、もっとたくさんのタブを開くことができます。
それぞれのタブを選択するとわかりますが、1つのウィンドウ内に別々のLXTerminalが動いています。
ウェブブラウザのタブのようですね。
もちろんそれぞれのタブにおいて、その上のメニューの「タブ→タブの名前変更」を選択すると、それぞれのタブのタイトルを変更できます。
新しいタブを開くには、上記のマウスによる操作だけではなく、Ctrl+Shift+t キーという操作でもできます。試してみてください。
タブ間の移動
タブ間を移動する方法も、マウスによる選択だけではありません。
メニューの「タブ」を開くとわかりますが
- Ctrl+Page_up で左隣のタブに移動
- Ctrl+Page_down で右隣のタブに移動
というキーボード操作でもできます。
他には、Alt+数字キーによる操作も可能です。
- Alt+1 で一番左端のタブに移動
- Alt+2 で左から2番目のタブに移動
- (以下同様)
というように、Alt+数字キーで特定のタブに直接移動することが可能です。
これが一番便利なように思います。いちいちマウスに手を伸ばさず、素早く切り替えることができます。
タブを閉じる
タブを閉じるには、マウスでタブ上のバツマークををクリックすればよいですが、コマンドラインで exit コマンドを実行してもよいです。