Bashのコマンドラインによる操作やEmacsなどのエディタの操作に慣れてくると、Ctrlキーを多用するようになります。
しかし、日本語キーボードではCtrlキーがキーボード面の下に配置されていて押しにくいでしょう。
RaspbianなどLinux系のOSでは、キーの配置を入れ替える仕組みが用意されています。
これを活用して、Ctrlキーを使いやすい位置に配置しましょう。
CtrlキーとCapsLockキーとを入れ替える
日本語キーボードでは、TABキーのすぐ下にCapsLockキー、そしてCtrlキーが左下に配置されていることがほとんどです。
スポンサーリンクこれだと、Ctrlキーを多用するようになったときに、非常に押しにくいと思います。
そこで、昔から、CtrlキーとCapsLockキーを入れ替えて使用するということがよく行われてきました。
その設定方法は以下の通りです。
- emacsやleafpadなどのエディタで/etc/default/keyboardというファイルを開く。
- XKBOPTIONS=”” という行があるので、ここをXKBOPTIONS=”ctrl:swapcaps”に変更する
- ファイルを保存する
- 再起動する
再起動したあとは、CapsLockキーがCtrlキー、CtrlキーがCapsLockキーとして働くようになっています。
試しにemacsなどを起動して、Ctrlキーを使った操作をしてみてください。
この位置にCtrlキーがある方が、はるかに使いやすいと感じられると思います。
なお、この設定方法は、Linuxのディストリビューションによって変わることがありますので注意が必要です。Raspbianを使用している場合はまずこの設定でやってみましょう。
CapsLockキーをCtrlキーにする
CapsLockキーを使わないという人は、単にCapsLockキーをCtrlキーとして動作させるという設定方法もあります。
このとき、もとのCtrlキーはそのままCtrlキーとして動作します。
方法は先ほどの入れ替えのときとほとんど変わりませんが、設定する文言が変わります。
- emacsやleafpadなどのエディタで/etc/default/keyboardというファイルを開く。
- XKBOPTIONS=”” という行があるので、ここをXKBOPTIONS=”ctrl:nocaps”に変更する
- ファイルを保存する
- 再起動する
swapcapsと書いた所をnocapsと書けばよいです。
多用するCtrlキーが左下にあって、とても押しにくいと感じるようになってきたら、この設定は必須といってよいと思います。是非試してみてください。